藝檀の理念
藝檀は、まずは日本人のための日本文化団体でありたいと考えています。
なぜなら、日本に暮らしていながら自国の文化に触れる機会が少なく、その魅力を十分に知らない人が多いからです。私たちが目指すのは、日本文化の「てっぺん」ではなく、その「入口」となること。気軽に触れ、学び、楽しむ場を提供したいのです。
自国を大切に思うことは自然な感情であり、その文化を知ることは誇りや喜びにつながります。藝檀では、長唄や三味線を中心とした教室事業やイベント事業を展開し、そこで得た収益を活かして、子どもたちや予算の限られた学校にも高品質な公演や体験を届けていきます。
私たちは、日本文化に出会う「入口」として、一人でも多くの人が日本の美しさや力強さに気づき、未来に誇りを持てるような活動を続けていきます。

ご挨拶
小塚 希帆 KOZUKA KIHO

伝統芸能に出会った私の役割は、次世代に継承していくことだと考えています。
ただしそれは決して押し付けではなく、心に小さな種を蒔くようなもの。いつの日か、その種が芽を出し、日本に眠る美しさを纏った花として咲き誇ることを願いながら活動しております。
私の願いは、日本の伝統芸能が心に響くものとして、多くの若い世代に受け入れられ、愛され、そして人生の味方となっていくことです。
藝檀の活動が、新しい才能を育み、新しい表現を生み出す土壌となり、日本文化の未来を支える一助となれば幸いです。
経歴
一般社団法人藝檀 代表理事
ドイツ生まれ。雙葉高校卒業。
東京藝術大学音楽学部邦楽科長唄専攻卒業。同大学院修士課程修了。
三味線、唄を東音石川賀要子氏、唄を杵屋巳三郎氏に師事。
在学中常英賞受賞。卒業時に皇居内桃華楽堂にて御前演奏の栄誉を賜る。
2012年坂東玉三郎丈特別公演「日本橋」に参加。
ラフォルジュルネ東京では初めて邦楽を取り入れたイベントにて演奏。
Voice Professionals修了。
音声学と発声解剖学に基づいた指導を行うボイスコーチとしても活躍。
2016年松尾スズキ作演 「ゴーゴーボーイズゴーゴーヘブン」に出演。
2017年大地真央主演「ふるあめりかに袖はぬらさじ」に出演。
2019年東京都八王子市立緑ヶ丘小学校にて文化芸術による子供育成総合事業(文化庁事業) 長唄鑑賞教室を実施
2021年2022年名古屋市立小学校にてゲストティーチャー
2022年9月長唄と日本舞踊の親子教室を開催
2022年10月長唄と書道とアニメーションの親子イベントを開催
2022年12月文化庁AFF採択事業 能と長唄とアニメーションのコラボ演奏会を開催
2023年3月雅楽と長唄と写真のイベントを開催
2023年6月一般社団法人藝檀を設立
2023年10月能と長唄と日本画のイベントを開催
2023年11月名古屋市立公立小学校にて芸術鑑賞会「古今東西妖精物語」を実施

日本に残る素敵な音、踊り、色、言葉。多くの日本人の0→1の場を作って参りました。
敷居の高さ、難しさ、いろいろなハードルをさまざまな工夫で乗り越え、
多くの方に改めて日本文化の面白さに
気づいていただけるよう、これからもチャレンジして参ります。
「伝統を守りながら進化する」藝檀でしかできないことを実現していきます。

